iPadProに思う一般人にはいらないかもしれない理由

僕が所有しているのはiPad Pro9.7。 iPadにProモデルが追加された、記念すべき初代モデルです。 ハイスペックには胸が躍りましたね。

最近では、本体デザインもさらに洗練され、あらゆる面で魅力的ではあります。

そんなiPad Proが気になっている方が一番気になっていること。

それは、 「スペックが高いのは分かる。でも、タブレットにそれ必要?」 ということではないでしょうか。

これに対する僕の実感は、「Proじゃなくてもよかったな」というものです。

実際のところ、ハイスペックの恩恵は受けます。 とにかくサクサクでキビキビ動きます。

ただ、何かの作業をしない僕にとっては、それ以上でもそれ以下でもなかった、というのが実感です。

使ってきた2年間振り返ってみましたが、自分のイメージとのギャップが大きいプロダクトだったなぁと思いました。

パソコンの代わりにはならない

僕は、iPad pro9.7を、パソコンの代わりになると期待して購入しました。 しかし、iPad proは、パソコンの代わりにはなりませんでした。

スペックが高く、アプリの動作はとてもスムーズ。 使い心地は控えめにいっても、最高です。

こうなってくると、 「もしかしたら、パソコンの代わりになるのでは?」 と期待してしまうのも仕方がないことでしょう。

僕も全く同じで、このままいけば、仕事で使えないかと思ってしまったのです。 仕事で使うとなると、コードを書くとかファイルをどうにかするとか、そういった作業をすることになります。

しかし、そういったことはかなりやりづらい。 というか、できないことが多い。

でもこれは考えてみれば、当然のこと。 iPadはタブレットです。 今パソコンに最適化されている作業を、タブレットでスムーズに行おうとすることに無理がある と考えるのが自然です。

そういった意味では、比較すること自体が無意味なのかもしれません。

しかし、これから先の未来は、アプリ側が対応してくる可能性が非常に高いです。 そう、今の時期はその過渡期

パソコンとタブレットの境界線が、消えていく未来を予感させますね。

ディスプレイの大きなモデルはやめた

大きなディスプレイのモデルも出ていますね。 当然、こちらも考えたのですが、やはりモバイル性能や気軽さに欠けますよね。 このサイズでの期待はもちろん、上記同様でパソコンの代わりという位置付けだったのですが・・・いまひとつ微妙な立ち位置です。 Mac book12インチもありますので、こちらの方が用途に合っているような気がします。 できることはパソコンの方が多い、ということもあります。

iPad Proがハイスペックがウリだけど、ぶっちゃけメリットはあるか?

iPadProはスペックの高さがウリです。 それこそ、パソコン並みの性能を持ち合わせている。

しかし、そのスペックがフル活用されるような場面があるかといえば・・・ 我が家ではほとんどないのが実情です。

そして意外と難しいのは、「このスペックを生かしきれるか」という点。

「Apple Pencilでイラストを描く」などの場合は、精度の高いiPad Proのスペックが生きてくると思います。 このほか、クリエイティブな作業をするには生かせるでしょう。

しかし、クリエイティブな作業を本気でやろうとすればするほど、「パソコンの方が向いている」と感じる ことが多いのです。

つまりiPad Proが一番活躍するシーンは、アプリで快適に素早くクリエイトする、といったケースではないでしょうか。

iPad Proを生かし切ることができるケースを考えてみる

例えば、YouTuberなどは良いかもしれません。

動画編集アプリなども、パソコンで本格的なものをやろうとすると、お金も学習する時間もかかります。 しかし、リリースの速度、情報の新鮮さが重視されるのも事実。 であれば、iPadを使って素早くそれなりに仕上がるものをスピーディーに行っていく方が合理的ですね。

お金も時間も、配信するコンテンツの中身に投資した方が、本質的ともいえます。

Apple Pancilは画期的ではあった

Apple Pencilの登場は衝撃的でしたね。 僕が持っているのは第一世代の角がないタイプ。 ですが、第二世代にもその精度の高さは継承されていることでしょう。

書き心地もまるで紙に書いているくらい違和感がなくて感動しましたね。 ただ、絵を描くことがない僕にとっては、ペンでの画面操作が楽でよく使ってました。 ゲームでRPGなんかだと、これがなかなか良いんですよね😄

デザイナー、イラストレーターや漫画家など、本格的に絵を描きたい人には描画の精度が大切とのこと。 となると、やはりProである必要があるかもしれません。

逆に、僕みたいにお遊びでApple Pencilを使う程度であれば、Proである必要はないと思いますね。

ペアリングや充電の方法が全く美しくない

ものすごくがっかりしたことが・・・ ペアリングと充電方法が、ちょいと酷すぎました

これは第一世代のペンシルの話です。 角ばったペンになった第二世代では解消されています。

ペンシルの、ペン先じゃない方の蓋を開けると、サンダーボルト端子が登場します。 そしてiPad Proのサンダーボルトに接続します。 iPadと、それに突き刺さったペン。

ものすごく珍妙な光景。

正直にいって、Appleのブランドを毀損するレベルのデザインだと感じました。 滑稽すぎて、ちょっとがっかりしちゃいましたね。

Smart Keyboardはキーボードとしては使いづらい

このSmart Keyboardも衝撃でした。 Apple純正というところで、信頼できるiPadPro用のキーボードガジェット。

何気に単なる外付けキーボードではなくて、ディスプレイをガードしてくれる機能というのも面白いところ。

しかし・・・分厚すぎる。 そして、重い。

パソコンなどのキーボードの使い心地を期待していた僕にとっては、かなり使いづらいものでした。

  • 浅いキーストローク
  • 独特なキー割り当て
  • キーが重く強く押し組む必要あり

など、ストレスに感じてしまいました。 慣れれば問題ないのかもしれないですが、最初からパソコンのような使い心地を期待している場合は、注意しましょう。

まとめ:ハイスペック最大のメリットは、長く使えること

ガジェット好きとしては、スペックの高さ以外にも、ペンやキーボードといった、たまらないギミックいっぱいだったんですがねー。 それぞれが、なんかチグハグな感じでしたね。

持っているProが第一世代ということもあり、洗練されていなかったのでしょう。 今後に期待です。

そして、一般ユーザーにとって、ハイスペックが絶対に必要かというと、そうでもないというのが実感です。

ただ、動画を観たりだとか、日常使いの挙動がとっても快適というのは美点 ですね。 その「快適さにコストをかけるかどうか」という視点次第ということです。

また、別の視点からは、「スペックが高い=長期間使える」 というのは良い点。 日を追うごとにアプリも重くなるし、負荷がかかる処理が増えるのが、デジタルの宿命。 OSのアップデート対応がいつまで行われるかも、重要なポイント。

これらの変化に、しばらくの間ついていけるだけのスペックがあるProは安心感があります。

今のところ、「ちょっと贅沢なiPad」くらいの感覚 で付き合っていくのが、ベストかもしれません。

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ChaosBoy

テーマは「脱・思考停止」。
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