Fire TVからApple tv4Kに買い換えたのでレビュー

ずっとAmazonのFire TV 4Kを使ってきました。 コスパ最高で特に不満もなかったのですが、JCBのキャッシュレスのキャンペーンに乗じて、興味本位で購入。 乗り換えてみました。

ざっくりと、買い換えて良かったことは、

  • Appletv+が面白い
  • スムースでリッチな使い心地
  • iPhoneのミラーリングやAirPlayが使いやすい

と、そんなところです。 出来る事に大差はないですね。

スペック的には、HDRと、Dolby Atmosを搭載しているため、それらを活かすには、対応したTVやオーディオ機器が必要です。 これまでテレビに興味がなかった僕ですが、ついつい凝りたくなってしまうのが悩みでしょうか。

2019-2020現在、今買うと、11月から始まるApple tv+を一年間無料で楽しめます。 Apple tv+はAppleが提供する、オリジナルの映像コンテンツ配信サービスです。 「600円/月」のサブスクリプションで提供されるサービス。

実質的に、600円×12 = 7200円分の値引き と考えても良いでしょう。

これによりFire TV Cubeを下回る計算になります。 迷っている方は、検討して見る価値はありそうですね。

Apple TVはどのモデルを買うべきか。

今売っているモデルは、HDと4Kがあります。 自宅のTVが4K対応していれば、4K一択になりますね。

僕の場合は、4K対応していないのでHDも候補でした。 スペックの中で、気になるところをピックアップして比較しました。

HD 4K(32GB) 4K(64GB)
Strage 32GB 32GB 64GB
CPU A8 A10X A10X
世代名 第四世代 第五世代 第五世代
リリース日 2015/9/10 2017/9/12 2017/9/12
Price 15800円 19800円 21800円

Apple TV HD - 仕様 - Apple(日本) Apple TV 4K - 仕様 - Apple(日本)

HDに関しては、リリースから時間が経っているだけに、割高です。 CPUをはじめとする、スペックの陳腐化が進んでいます。

今後、それなりに長く使うことを考慮すれば、4Kの64GBが妥当という事になります

今のところは32GBでも十分

とは言え、現状では64GBが必要という状況ではありませんね。 特に僕の場合、Prime VideoかApple tv+しか利用していませんので、不足に感じることはありません。

Appleのショッピングサイトにある「あなたにぴったりの容量は?」というボタンをタップすると、以下のような提案がなされます。

主に映画やテレビ番組、音楽をストリーミングしたり、いくつかのアプリケーションやゲームを楽しむためにApple TV 4Kを使う場合は、32GBのモデルが適しているでしょう。たくさんのアプリケーションやゲームをダウンロードして使う場合は、64GBのモデルをおすすめします

Apple TV 4K(32GB) - Apple(日本)

僕のようなユーザーには、32GBでも十分なようです。 Apple Arcadeをフル活用する場合は、64GBにしておいた方が良いはずです。

4Kモデルもリリースから時間が経っている

4Kモデルも、既に「リリースから2年以上経っているモデル」という点は、留意しておきましょう。

今後、ゲームや映像コンテンツが、さらに充実していくはずです。 コンテンツの品質向上が進むとともに、必要となる容量も多くなる。

そんなわけで、ちょっと先のことを考えると、64GBは決して無駄にはならない でしょう。

ただ、Apple tv+の、コンテンツの充実に力を入れいている今。 そう遠くないタイミングで、Apple tvの新しいモデルを出してきそう な気がしています。 待つというのも、悪くはない選択肢かもしれません。

Fire TVとApple tvのどちらを選ぶか?

結論から言えば、どちらも できる事に大きな違いはありません。

Netflixや、その他の動画配信サービスも、両デバイスで同じ様に使えるものがほとんどです。 それどころか、Apple tv+もアプリの配布が予定されており、Fire TVでも見られるようになる ようです。

実質的に、出来ることはほぼ一緒と考えても良いでしょう。

コスパならばFire TV 4K Stick。 Appleが好きなら、Apple tvということになります。

とは言えFire TVの上位モデルであるFire TV Cubeも、そこそこ高くなっています。 今や、Apple tvは割高ではなくなってきていますね。

ちなみに僕はプライム会員で、Apple tvでもプライムビデオばかり見ています。 はっきりいって、Fire TVでも十分だったと言えます😅

後述しますが、Apple tvOSの、Prime Videoアプリは使い心地が良くない。 Prime Video視聴に限っては、むしろ、Fire TVの方が優れていると思います。

Apple tv独自なのは、ゲームのサブスクリプションサービスである、Apple Arcadeくらいでしょうか。

Apple製品との連携のスムーズさ

Apple tv 4Kの真価は、Apple製品同士のシームレスな体験にあると思います。 iPhoneやMacを使っているのであれば、とても便利です。

iPhoneの動画をTVに送信して見たり、画面そのものをミラーリングすることが、とても簡単にできます。

また、家族がAppleユーザーだとより、楽しく使えます。 例えば、iPhoneの写真アプリ。 写真や動画を、家族の集まるリビングで見ることができます。

Apple製品を利用者にとっては、利便性の高い機能を有していると言えます。

Apple tv4Kを買うべき人と、そうでもない人

Apple tv 4Kを買うべき人

  • Apple製品を複数持っている人
  • 家族がApple製品を使っている人
  • デザインの美しい本体が良い人

Apple製品を複数持っている価値はあります。

そうでもない人

  • iPhone以外のスマホを使っている人
  • すでにFire TVを持っている人

とりあえず、すでにFire TVがあればApple tvに変える必要性は薄いです。 利便性は別として、Appletvでできることと同じようなことは、Fire TVでもできてしまいます。

これが、コストに見合うかと言われれば、微妙なところです。 特定の目的がなければ、Fire TVの使い方と変わる点はありません。

デメリット1:Prime Videoアプリが使いづらい

Apple tv 4Kに変えてとても不便なのが、Prime Videoの操作。

Prime Videoを良く見るのですが、操作感が悪いです。 動画リストから戻る挙動が冗長だったり、検索バーへのSiriの入力で文字化けしてしまったりと、不便。

Prime Videoを中心に使いたい人は、Fire TVを使った方が良いでしょう。

デメリット2:リモコンが使いづらい

リモコンもしっかりとデザインされているので、質感や見た目の良さは素晴らしいです。 ですが、若干使いづらい。

ボタンは少なくシンプル。 ですが、ボタンに描かれたアイコンから、実際の挙動を判断するのが難しい。

例えば、左側のボタンが「戻る」に相当します。 しかし、ボタンに描かれたアイコンからは、それを判断することはできません。

ボタンを少なくした分、一つのボタンに複数の意味が割り当てられている弊害なのでしょうか。

Apple tv+:Appleが作る海外ドラマは面白い

まず映画並みのクオリティに、驚きました。 こういったコンテンツの面白さの要因の一つに、余計なスポンサーがいない点があるでしょう。

Appleが直接製作しているため、広告がありません。

広告がないということは、制約も少ないといこと。

様々なスポンサーがついているようなドラマでは、無難な表現になりがちです。 日本のテレビドラマなどは、そういった点が顕著ですね。

しかし、Apple tv+では、エッジが立った表現も許されているため、コンテンツのテーマがよりダイレクトに伝わるのが魅力ですね。 実際に日本のTVドラマよりも、アタックが強く感じました。 アメリカの日常の文化が知れるのは、ドラマの面白さですね。

まとめ:Apple tvはApple依存を加速する

家族でApple製品を使っているのですが、やはり、便利です。 Apple tv4kは、パーソナルデバイスではなく、家族でシェアするという用途がメイン。

家族それぞれが持っている情報のシェアのために、TVを使うという場面が増えそうです。

このシームレスさを活かすには、やはり家族全体でApple製品を使う必要があります。 となると、確実にApple依存が加速していくわけですね。

それでいて、Appleは依存に値する企業だから、抜け出すのは難しいですよ。

心の準備ができたなら、Appleの沼に片足突っ込んでみるのも、悪くないというものです。

Apple TV 4K (64GB)
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