エビデンスを残す(派遣担当者の不誠実さをメールで蒸し返す)

前回の続きです。

僕が派遣会社を信頼できなくなった理由をまとめる
退職するときに自己都合退社が避けられない場合でも、理由によっては会社都合と同等の扱いになります。まずは辞めたい理由を整理してみましょう。...

ここにきて、エビデンスを取る必要が出てきました。 エージェントの不誠実さの一端でも形に残すのです。

在職中であれば、少しでも多くのエビデンスを残すために、メールでやりとりを開始しましょう。 チャットツールを使っている場合は、ログが消えないように注意です。

「口頭で」という悪質なテクニック

僕の場合は、エージェントが非常に狡猾でした。

強引な営業トーク。 エージェント自身に都合の良い解釈。

これらを伝える場合は、すべて電話でした。 こちらがメールで質問しても、電話で返して来ることも多かった。

今にして思えば、エビデンスが残らないように工作 していたんですね。

どんなエビデンスが必要なのか

僕の場合は、「パワハラ」とか、明白な問題ではありません。

ただただ、派遣会社への不信感です。 なんせ、契約中の退職については、詐欺のように感じる言い回しでした。 法的にアウトなら簡単ですが、そうでなくても怪しいことに違いはありません。

「こんなことをするエージェントがいるのなら、会社全体もきっとおかしい」 「当然、在籍していたくないよね?」 というスタンス。

これは、「派遣会社全体への不信感」という点がポイント。

エージェント単体への不満では、会社を辞める口実にはなりません。 担当者を変えられたら、解決と捉えられます。

心の引っ掛かりをメールで蒸し返していく

心の引っ掛かりの一つ一つ。 それらを、もう一度メールで、担当者に確認していきます。 もちろん、在籍中にやっていきます。

心の引っ掛かりを解消することよりも、「エビデンスを残すことが目的」なのです。

当然、彼らは意地でも文書に残さないでしょうが、自分の意思表示をしっかり提示することが大事だと思います。

それに、自分が思い違いをしている可能性もあります。 その場合、彼らに負い目がなければ、はっきりと誠意を持って返事をしてくれるでしょう。

正直、真摯な回答は期待してません。 ただ、やり取りの証拠を残すこと。 これこそが重要です。

エビデンスを取るべき出来事たち

ここでは、これまでの不信感につながった、直接的な原因をピックアップしていきます。 そして、メールにて真意を確認していきます。

退職届に書く退職日を指定してくる

「派遣先との契約の満了日」を書けと言ってきました。 これはおかしな話で、無期雇用派遣の僕にとっては、契約の満了日は関係のない話 じゃあないですか。

本来、無期雇用派遣(通常の会社員と同じ)ですので、最短で14日後には辞められます。 一般常識的には、1ヶ月後という認識でしょうか。

この「辞めるタイミングの選択肢」を提示しないことが、おかしい。 僕には、「派遣先と派遣元が結んでいる契約」 の満了日を待たなければいけない理由など、一切ないのです。

次の派遣先で時給が100円下がることを強引に承諾させようとする

派遣会社はこんなことを伝えてきました。

「案件により時給が下がることがあることをご了承ください。(100円前後は下がる可能性があります)」

100円です。 一見、まぁいっかってスルーしてしまいそうです。

でも、時給100円ということは、一日800円。 1ヶ月に20日ほど稼働するとして、1万6千円。 年間で19万2千円、つまり年収が20万円弱も下がる。

これ、とんでもなく不利な契約持ちかけられていますよね。 しれっと「了承してください」とかで済ませる内容ではないです。

案件により、と書いてありますが、了承してしまえば、最後。 派遣会社からすれば、時給を上げる理由がなくなる。 まんまと思う壺というわけ。

そもそも、まだ 案件の紹介もしていない段階で、時給が下がることを約束させる って、明らかにおかしいですよね。

こちらが熱望している案件で、 「しかし、どうしても時給が折り合わないんです!」 という状況なら、まだ理解できるんですがね。

その他:担当者以外の人物にもメールを出しておく

以下のことは、結果的に僕は実行しませんでした。 担当エージェントとのやりとりがあまりにもズレたままだった場合、第三者に入ってもらう手段も検討しておきます。

担当エージェントとの個別メールのやりとりだと、他の人の目につきづらいです。 CCなどを使っていても、相当なことがないと、担当者以外が確認したり、口を出したりはしないでしょう。

よって、人目につくように、アラートを出すこと が必要です。 第三者に、「これは正しい行いなのか?」という相談を、ダイレクトに持ちかけます。

僕の場合、連絡が取れるエージェントは総務の方か、担当者の上長です。 「お灸を据える」的な意味では、上長が良いのですがいくつか懸念があります。

関係性が薄いため、忙しくてメールを見落とされるパターン。 故意に無視する可能性もありえる。

それと、改善策を提案されるパターン。 今回の場合は、改善策を提案されたところで、僕になんのメリットもありません。

ただし、やらないよりは数倍マシ。 コンタクトが取れる状況であれば、「なんとなく違和感があるのだが、こういう事態は普通にあることなのか?」と気軽に投げてみるのも意味はありそうです。

まとめ:エージェントの口車に乗せられないために

今後のフェーズでは、「エージェント側からの提案は飲まない」と強く心に決めることが重要です。

相手は色々な手段で、問題を揉み消そうとするでしょう。 当然、エージェント側に有利なポジショントークを展開することが予想されます。

営業のプロではありますので、その点ではこちらが不利。 甘い妥協案を提案してくる可能性があります。

そんな時でも、自分の主張を曲げずに、しっかりと伝えることを意識していきましょう。

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ChaosBoy

テーマは「脱・思考停止」。
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