ビズリーチを使って企業やヘッドハンターと「面談」をした

ビズリーチを使って、転職活動をしています。 プラチナスカウトをいただいた幾つかの企業と、面談をしました。 いわゆる、カジュアル面談というものです。

ビズリーチで書かれている「面談」は「カジュアル面談」を指しています。

ビズリーチの企業スカウト最大のメリットは、このカジュアル面談が出来る点。 企業の取り組みや雰囲気などが、かなり掴みやすくなります。

スカウトをしてくれているだけに、こちらの職務経歴などは理解しているため、それを前提に話ができるのはとてもスマートです。

基本的なスタンスとしては、「応募者の僕が、スカウトをしてきた企業を選考する」というものです。 一見偉そうですが、ミスマッチを減らすという意味で、互いに大きなメリットがあります。

一般的には面談も、選考の1プロセスです。 自分自身がその企業を選考するのと同じく、企業側もこちらを選考しています。

かと言って、飾り立ててはカジュアルな意味がありません。 「素の自分を出した上で互いに判断できる」ことがメリット だと感じました。

ビズリーチ経由のカジュアル面談の感想

「面談」と「面接」は字面が似ていて最初は混乱したのですが、内容は全く違いました。

面談とは、採用担当の方と直接お話をして、その企業の取り組んでいることや事業の内容、職場の雰囲気などを伺うことができます。 互いに情報を開示して、フランクに話をする場 と言った感じ。

中途の場合、候補の企業があっても、その「企業の内部を見る機会」というのは、かなり少ないですよね。 オフィスの雰囲気などから得られる「フィーリング」なんかは、応募者が応募する企業を選択する際に、かなり影響があるなぁと実感しました。

肌で企業の雰囲気を感じられ、リアルな情報を得ることができる、とても良い機会でした。

Case1:リモート面談。副業スタートという可能性

1社目は遠隔でも面談をしてくれただけあり、リモートワークに理解のある企業さんでした。 「試しに副業という形でスタートすることも可能です」と提案をしていただきました。

この辺りのフレキシブルさは、さすがベンチャー。 そして、副業で力量を見るというのは、素晴らしいアイデアです。

採用で最も慎重になるのは、「それなりの技術力を持っている」か、「業務の相性があっているか」ということになると思います。 副業で一度仕事をしていれば、その点はあっという間にクリアになりますよね。

「契約」という意味では、互いにフラットな関係性という点でも良いです。 契約社員などでは「社員を目指す」という指向性のため、どうしても「ヒエラルキーの下レイヤー」という意識が強い気がします。 本来は非正規雇用というのも、フラットな立ち位置だったんだろうなと思いますが、ただの搾取構造に成り下がっているのは悲しいところですね。

Case2:オフィスを見るのはすごく良い

直接伺った場合は、オフィスの様子を伺うことができます。

担当者の方の人柄などは、直接会うと明確になります。 また、実際に働いている人を見たり、オフィスの雰囲気で

事業の説明などは、「社内の人に説明してもらうに限る!」と感じました。 パンフレットでは感じにくい、熱量や意欲が伝わった ような気がしました。 逆にこれが伝わってこなければ、そう言った熱量の企業・・・という事なのかも知れません。

実際のところ、見学をしたことによって「この企業を受けてみたい」という気持ちになり、採用試験を受けることを決めました。

ちなみにビズリーチのヘッドハンターとの面談はどうか?

ヘッドハンターとの面談です。 ヘッドハンターと言っても、人材紹介会社の人です。

お会いした担当者の方は、感じは良かったです。 ただ、特に僕のプロフィールに興味を持って連絡をくれた訳ではない という事は分かりました。 「条件に合致したらプラチナメールを送る」という、機会的な判断なのでしょう。

職務経歴を見ながら、いろいろお話ししてくださいましたが、「あなただからこそ!」的な物は一切感じませんでした。 どちらかといえば、僕の経歴を見て(botかも知れないけど)、紹介できるところを教えてくれた、という感じ。 つまり、ヘッドハンティング風ではあるものの、「普通に人材紹介サービスに登録したのと一緒だな」という感想です。

人材紹介サービスが悪いわけではありません。 ただ、「ヘッドハンター」という響きから期待するものには遠かった ということです。

ヘッドハンター(人材サービス)の良かったところ

ただし、得るものもの多数ありました。

その人材紹介会社は、派遣もしています。 当然、派遣に関する法律の変更なども理解されていて、その点について詳しく教えてくれました。

驚いたことに、所属している派遣会社よりも、今後の変化の流れを丁寧に教えてくれました。 一番の収穫は、無期雇用の場合は、派遣契約期間に関係なく、退職して良いという事です。

なぜか、今の派遣会社はこの点について全く教えてくれず・・・ というか、契約変更も5分くらい話して用紙を渡されただけでした。

様々な人材紹介会社やエージェントとつながる事で、「現在の環境がどうなのか」を客観的に把握するのに役立ちます。

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自分の市場価値は確かに分かるが・・・気にしすぎない事

よく言われる、「自分の市場価値が分かる」という点。

僕の場合は、「40代、低学歴(大学卒でない)、派遣という組み合わせは相当厳しい」というメッセージをいただきました。 なかなか辛辣ですが、的を射ている意見にうなずくばかりです。

ただ、あまり真に受けると、単に凹むだけです。 転職エージェントも仕事でやっています。 応募者を企業に採用してもらって、利益が発生するわけですね。 となると、入りやすいところを紹介したいはずです。

つまり、ポジショントークの可能性もあるので、鵜呑みにしないスキルも重要 です。

結局のところ、過去は変えようがありません。 それについて、今、アレコレ考えても無意味です。

たしかに、自身の市場価値を知り「何かしらの資格の取得を目指す」などは、とても有意義だと思います。 しかし、今まさに転職を考えている時に、「まずは資格を取得してから」というのは、現実的ではありません。

「過去が、今の自分にもたらした恵み」を振り返る時間にした方が有益でしょう。

まとめ:カジュアル面談は価値がある

面談ってすごく価値があるなと感じました。 求人情報だけでは、社内の様子なんてわかるはずがありません。

「企業側」は応募者が企業の文化とマッチしているのかを重要視するかと思いますが、「応募者側」にはその機会が設けられていませんでした。 どんな企業なのか、求人情報だけでは全く見えませんからね。

結局のところ、そう言った中での就職活動は、ミスマッチが生まれやすいのだと思います。

面接も、カジュアル面談の延長で良いのに・・・と思います。 昨今話題になっている日本の就職活動ですが、雇用側と応募者のフラットな関係性が浸透していくことを期待したいところです。

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ChaosBoy

テーマは「脱・思考停止」。
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