NUARL NT01AXを使って2ヶ月過ぎたのでレビューします
トゥルーワイヤレスイヤホンの快適さは、一度体感すると戻れませんね。 細やかな音質の表現には、まだまだ有線のイヤホンに分があります。 しかし、完全なワイヤレスを使うと、その接続の手間が非常に煩わしく感じてしまいます。
「音がそこそこ良ければ、有線イヤホンはもういらないのではないか」
そんなふうに思い始めてきました。 いくら音が良いイヤホンでも、使わないことには、もったいないだけですからね。
そこで、そこそこの価格のトゥルーワイヤレスイヤホンを視聴して、真剣に検討したところ、音質に関しては満足ができるレベルに達している と感じました。
音質とルックスを重視したコスパ良好なワイヤレスイヤホンを真剣に選ぶ
ワイヤードをやめてトゥルー・ワイヤレス・イヤホンだけに絞るために、実際に視聴して質感、音質、使い心地に至るまでを考慮し、買うべきTWSを真剣に選んでみました。...
僕が特に重視したポイントは、
- 見た目がかっこいいこと
- 音質がそこそこ満足できるもの
その条件をクリアしたプロダクトが、NUARL NT01AX です。 NUARL NT01AX
僕はブラック・ゴールドという色がかなりツボ。 正直なところ、見た目で買うのを決めたようなものです。
なかなか他の製品には見られない、独特なデザイン。 ルックスに惹かれたなら、衝動買いでも満足できるクオリティだと思います。
この記事では、サウンドや使い心地はもちろん、メーカーのトラブル対応まで、 経験したことをレビューをします。
サウンドの傾向
FinalHeavenVAgingはとても繊細でタイト。なのに暖かい音が魅力のイヤホン
HeavenVAgingの魅力はルックスとそれを体現するかのような音色。使うごとに深くなる味わいが、所有欲をじわりと満たしてくれる素敵なプロダクトです。...
僕がNUARL NT01AXを気に入っているのは、
- 高温の再現もそこそこできていながら、
- 低音はHeaven V agingとは全く違った楽しみ方ができる
という点です。 低音の主張は大きくないものの、豊かな量感があって、深みがあるイメージです。
伸びがあるので、タイトな乾いた表現よりも、響くようなうねり感のある表現が得意だと思います。
高音に関しても質が良い。 ドラムのライドのレガートが、ギリギリ「いい感じで聴こえるライン」 を保っていると思います。
重要なポイントとして、価格とのバランスの良さも優れていますね。 コスパ的に見ても、この高音の表現力はなかなか素晴らしいと思います。
もちろん、音そのものはHeaven V agingとは別物です。 でも、僕の好みのライン上にある気がしました。
グラフェンドライバーのエイジングへの期待
Zolo libertyで顕著だったのが、エイジングによる好みの音への変化。
【ZoloLiberty】無印でも満足できる音質。メリット&デメリットをレビューする
表現力もあって音質にはかなり満足しました。エイジングも効いてくる気がするので視聴してある程度気に入ったら育てていくという視点で楽しむのも良いと思います。...
僕はかなり音が変化したように感じていて、それも良い方向に変化しました。
NT01AXもグラフェンドライバーを搭載しています。 よって、同じような良い方向への変化を期待しています。
映画などの動画コンテンツにはベストマッチ
AMAZONプライム・ビデオはコンテンツをダウンロードして持ち歩けるので、外出時に便利! HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル シーズン7 予告編
映画館をイメージすると分かりやすいのですが、あのような重低音の臨場感 が楽しめます。 NUARL NT01AXの鳴らす低音は、迫力のある映画コンテンツなどとは相性が良いですね。
付属するSpoinfitの使い心地
サラサラした感触なので、圧迫感を感じにくい ところが気に入りました。 また、この感触のおかげで、つけ心地がかなり軽く感じます。
ただ、このイヤーピース。 薄さの影響か、フィットが非常にシビアな気がします。
僕は右耳の方が穴が大きいです。 なので、フィットが難しい時があるのですが、この機種においてはそれが顕著でした。
左は完全に塞がるのに、右は隙間ができている感じです。
左右のイヤーピースの大きさを変えたり、本体の角度などの調整で、自分にフィットするパターンを見つけましょう。
通話の違和感を減らす
ジャストフィットよりも、やや小さめのイヤーピースを使用することで、密閉されきらない状態を作ります。 こうすると、通話の違和感が減ります。
外音もそれなりに聞き取りたい場合にも、良いでしょう。 密閉感が無くなり、聞こえる音域も減りますが、文字通りライトな使い心地になります。
歩行中は途切れにくいが、途切れが発生するシチュエーション
頻度も少なくありません。
僕はデスクワーク時によくこの現象に出会います。 「頭を書く」などの「腕を上に上げる動作」で切れちゃうんですよね。 人体はかなり電波を通しにくいらしいので、その瞬間にスマホとイヤホンの電波を遮断してしまうのでしょう。
にしても、ちょっと起こりすぎかなぁという感じです。
NUARL NT01AXの弱点は途切れと再接続
大のお気に入りのNUARL NT01AXですが、ただ一つ、不満がありました。途切れと再接続のやり方です。とても素晴らしい機種なので、期待を込めて良くないところのレビューをしてみたいと思います。...
不思議なことに、移動中での途切れはほとんど起こりません。 通勤電車などでも、途切れやすい感じはしません。 素晴らしい!
復旧方法
一時的に切断された時の解決法は、公式のヘルプにも記載されています。
突然片側の音が出なくなった 音が鳴らない側のイヤホンの電源を入れ直すか、一度イヤホンを充電ケースに収納してから取り出してください。
一度ケースに閉まってから接続しないと復旧しないとのこと。
これが、非常に面倒!😫 Zolo libertyでも、片側が突然切れることはあったのですが、ボタン長押しで復旧してました。
L側が完全に繋がらなくなり、メーカー修理に。
BlueToothの登録を解除してみたのですが、登録のリストにすら出てこなくなってしまいました。
というわけで、ユーザーサポートにメールで連絡しました。
メーカーのサポート対応は迅速で親切だった
上記のトラブルをメールで伝えたところ、商品を送付してくれれば調査後に別の個体を返送してくれるというものでした。
もちろん、各種症状をお伝えしていますし、購入からひと月以内のトラブルですから、当然のことかもしれません。
僕が素晴らしいと思ったのはスピード感です。 一週間かからぬうちに、やりとりから手元に届くまでが完了しました。
毎日使うものだから、これはありがたかったです。
まとめ:改善アップデートがあることは素晴らしい
むしろまだまだ、改善の余地を残していると感じます。 素晴らしいのは、その点をフォローするために、メーカー側がソフトウェア・アップデートも考えている 点です。
そういった、「ローンチを優先させてから完成度を高めていくスタイル」というのは、日本の企業ではなかなか見られませんね。
ユーザーの声をもとに、フィードバックループによってより使い心地の向上が見込める といった姿勢から、メーカー、商品ともにとても期待しています。
【 トゥルーワイヤレスイヤホンをはじめよう 】
ChaosBoy
テーマは「脱・思考停止」。
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