過払金請求の手続きが終わりお金が戻ってきたのでまとめる
過払金の請求の手続きと返還が終わりました。 長かった。 親のために自分名義で借り続けた消費者金融への借金がなくなり、90万円ほど手元に戻ってきました。
なかなか体験できないことだと思うので、記録しておきたいと思います。 何かの参考になればと。
概要と経緯
銀行はもちろん、消費者金融や個人にまで借りてしまっていたんですね。
そんな状況ですから、売り上げがすくなければ、家族からお金を工面するのは自然な流れ。
僕と姉は、消費者金融で借金を開始。(ぼくはその時その店の店長として働いていた・・・給料はほぼなかった) 祖父と祖母の年金を崩して、経営に充填。
まぁ、僕自身が返済してはいないので、金銭的に損失しているわけじゃないんですが、かなり心にダメージを負いました。
最終的に両親は・・・
自己破産しました。 まぁ、彼らは自業自得だし、負ってる借金もなくなるのでいいんですが、当然姉と僕のは残ってた。 さらに、この時期は紆余曲折あってぼくが家出・・・長くなるので端折ります。
で、昨年になるわけですが。 姉から連絡がありました。 「お前の消費者金融の口座に借金残高がまだある(支払ったり借りたりを繰り返している)が、かなりの期間支払ってきた。だから、過払い金の請求ができるはず!」 そういう発想になったようです。
「もう極限までお金がないので、その分だけでも支払いをなくしたい。何ならちょっとお金もほしい」というわけ。 素直に従いました。
お金が戻ってくるまでには一年ほどかかった
大まかな流れはこんな感じでした。
- 大阪府の弁護士会というところに無料相談にいく
- 担当の弁護士さんに手続きの進行をお願いする
- 契約の取り交わし
- 取引履歴の取寄せ
- 請求
- 消費者金融にしばらく無視される(2〜3ヶ月?)
- 請求金額と折り合わないので、交渉を続けてもらう
- 希望請求額で示談が成立
お金は、思ってたよりも戻ってきた
残ってた借金の残高はどうなったんだろ
残ってた借入金の残高は、およそ90万円。 今回の請求額は120万円だったのですが、それは自分に帰ってくるのか? それとも残高と相殺されてしまうのか・・・?
これがぼんやりと曖昧なまま済ませてしまったので、詳しく聞いておけばよかった。 結果的には、
- 借金残高はゼロになり、
- 請求額はそのまま手に入りました
仮に残高が10万円くらいだったら、請求額がもっと高額になったのかな?
費用はどのくらいかかるか
初期費用は3万円程度 だったと思います。 主に必要経費に使われるものという説明を受けた気がします。
最終的に支払う手数料。 支払うというか、消費者金融から戻ってきたの中から差し引かれました。 最終的に、僕のもとに戻ってきたのが約90万円ですから、30万円くらいが手数料になったと思われます。
まとめ:時間はかかるけれどやってよかった
ざっくりと要点をまとめるとこんな感じです。
- 一年近くかかった
- 想像してたよりも戻ってきた
- 請求額は残高と相殺されるわけではない
- 借りた県と現住所の県が違ってもOK
もし請求されるかどうかで悩んでいるなら、一度無料の相談に出かけると良いと思います。 メリット・デメリット含めいろいろと教えていただけるので。
過払い金請求をする人で、すぐにお金が必要なら、示談を狙うのが良いようです。 ただ、その場合は金額は、満額ではない可能性が高いです。
逆に、希望する請求額の満額を希望するなら、裁判を考えてみてもいいかもしれません。 弁護士さんが勝算があると判断すれば、提案してくださるかと思います。 終結までの期間が延びるのが、最大のデメリット。
さて、戻ってきたお金はどうしたかって? もちろん、僕が預かってます。 家族には内緒にしていますが。 いろんなことに備えて、大切に資産運用させていただいてます。
ChaosBoy
テーマは「脱・思考停止」。
コメントはtwitterでお気軽に。