子供が生まれて始めたidecoとnisa。その重要性とは。

数年前までは、金融について知識があるわけではありませんでした。 それどころか経済や、株式投資のことなど、考えたことすらなかったですね。

しかし、子供ができると、将来のお金について考えることが増えました。 現在の日本、お金にまつわる心配が募るばかりですからね😅

せめて、子供が成人した後に、足を引っ張るようなことはしたくない・・・

ちょうどそんなときに知ったのが、idecoとnisaという制度です。 子供が生まれたタイミングと、制度の開始がちょうど良い感じだったことも、制度を利用する良い機会になりました。

ジュニアNISA口座を作るときに必要な子供用のメールアドレス取得と銀行口座
子供用のメールアドレスや銀行口座の取得は選択肢が限られます。幼児だとさらに選択肢がないのですが、その中でもベストと思える組み合わせを実践することができました。...

制度を利用する際には、当然、その リスクについても、学ぶ必要 があります。 idecoもnisaも、株式投資。 その性質そのものが、リスクを持っているからです。

ただし、このリスクがあるおかげで、真剣に考えることができることも事実です。

「世の中の状況をどう考えるか」 「お金との付き合い方を見直す」

そんな広い意味での、「お金」を学ぶ良い機会 になったのです。 今となっては、これこそが、いちばんの利益でしたね。

株式投資が持つリスク

銀行への預金ならば、預けた額以下の価値になることはありません。 しかし、株式は購入額よりも価値が下がる可能性があります。 これがリスクです。

逆に考えれば、株式投資をする人は、価値が上がると思っている。 だから、投資をする訳です。

途中途中で下がることはあるものの、最終的には価値が上がると言う信念を持っているということですね。 そう思えないのならば、預金する方が合理的になるはずですから。

ideco

少しでも子供世代への負担を減らせるようにと思っています。 年金も、暮らすのに十分なほど貰えるとは限りませんから、個人で用意するに越したことはありません。

控除ができることから、節税ができます。 掛け金も自身で設定できるので、無理なくスタートができます。

idecoのリスク1:急にお金が必要になった時でも使えない

idecoは年金です。 最短でも60歳になるまで、受け取ることができません。 これが最大のリスクです。

人生には色々と波があるものです。 リストラや急な病、事故などで、大きく生活が変わる可能性があります。

そんな、急にお金が必要になった時でも、idecoを切り崩すことができません。

idecoのリスク2:価値が下がっている可能性

株式の価値には増減があり、何かしらのきっかけで大幅に価値が下がることもあります。 近年ではリーマンショックがその代表でしょうか。

それが、たまたま60才の時に起こるとすると、元金よりも価値が落ちている可能性もあるのです。

積立nisa

nisaは年金というカラーのidecoとは違い、資産運用という色が濃いです。 特に、積立nisaは長期に渡る投資のためにあります。

長期投資とはいえ、いつでも現金化してお金を引き出せるという点で、ideco特有のリスクを回避しています。 ただ、控除はされないため節税効果はありません。

idecoもnisaも単なる制度ではなく、学びのための道具と捉えています。 自己投資のためにセミナーなどにお金を使うよりも、遥かにローリスク、ローコスト。 さらに、知識がしっかりと身になって、良いことばかりに思います。

ジュニアnisa

ジュニアnisaは、子供が18歳になるまでお金の払い出しができません。 株式の売却はできるので、何かの危機的状況が起こり、株価が下がった場合はその時点で売却することができます。 しかし、そのお金を引き出すことはできないということです。

idecoと似た性質ですね。

子供が大きくなるまで、このお金がないものとして考えても暮らせるかどうか、というのが大きなポイント。

学資保険として考えてはいけない

例えば「大学の資金として400万円を確実に確保したい」というような場合には向きません。 元本を400万円入れていたとしても、使いたい時に400万円以下の価値になっている可能性があるからです。

お金が必要な時期と金額が明確な場合には、向いていないのです。

子供がお金を学ぶための道具として

僕の場合は、資産として残すというよりは、子供のお金についての学びのツールとして捉えています。 そもそも、大金として残せるだけの入金力もないのですが・・・ いただいたお年玉の一部で、商品を購入しています。

今後、お金の知識が必須な理由

日本は、自殺者が多いと言われています。 最近はその数が減少傾向にあると発表されたりもして、多少は明るい兆しがあるように思います。

しかし、それでも2万人弱という、決して少なくない数の人が、自ら命を絶っています。

その理由は、様々あるのでしょう。 ただ、その理由の一つに、お金が関係していることは間違いありません。 経済が下向くと、自殺者は増える傾向にあります。

お金の本質を知って楽に生きる

これらは、お金に対するリテラシーの低さにあるのではないでしょうか。 分かりやすくいえば、お金との付き合い方を知らない。

少なくとも、僕はそうだったと思います。

成功者とは「人格的に優れている上で、努力で成果を勝ち取った人」というイメージがあります。 それは、間違っていないかも知れません。

どちらかというと、この逆のイメージが問題なのです。 「成功していない=お金を持っていない」ということは、「努力が足りない」「人格に問題があるからだ」という答えに、行きついてしまうのではないでしょうか。 自己責任論とも言えるかも知れません。

しかし、成功することとお金は同じカテゴリーではありません。

成功することは、個人の美学、哲学、道徳感です。 それに対して、お金というのは、単なるツールにしか過ぎないのです。

それをある程度理解していると、それなりに生き方も変わってくるように、僕は思うのです。

まとめ:お金のリテラシーを高める、最良の機会

これらの金融商品を始めてみることで、お金についての理解が大変深まりました。

金融リテラシーが身につくとは何なのか。 それは、資本主義である日本、あるいは世界とお金の関係を理解する、ヒントになります。 そして引いては、自分の人生と向き合うということになります。

日本では、お金への教育が少なく、存在が曖昧です。 それ故に、道徳的な価値観と一緒くたに捉えられているようなことも、見受けられます。

お金との正しい距離感。 お金を便利な道具として使いながら、楽しく生きて行きたい。

そんな、生きることとお金との関係を学ぶ、良い機会としてみてはいかがでしょうか。

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ChaosBoy

テーマは「脱・思考停止」。
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