職業訓練を使って、失業保険をハックする

僕は今、職業訓練を受けるつもりで動いています。 職業訓練の一つの側面として、面白い点が失業保険と密接に関係している点です。

職業訓練を受ける大きなメリットとして、失業保険の給付を受けながら、訓練期間を過ごすことができる点です。

これは、以下の2点を可能にすることを意味しています。

  • 給付制限のキャンセル
  • 給付期間の延長

これは裏技でもなんでもなく、失業してハローワークに行くと渡される冊子やパンフレットにも書いてあります。 というよりも、推奨しているようにも見えます。

問題は、ハローワークに行く前。 失業が決まった段階、いやむしろ、退職することを検討している段階で知っておくべき情報だったなぁと今更思っています。

給付制限キャンセラーを発動する

こちらは、「自己都合退職」の方向けのハック。 自己都合退職の方が困るのが、3ヶ月ほどの給付制限。 失業保険がもらえない期間です。

しかし、職業訓練を開始すると同時に、給付制限が解除。 給付がスタートします。

受けたい職業訓練があるかどうかを事前に調べて、計画的に実行せよ

希望の職業訓練があるかどうか、それが一番の問題です。 自分が退職するタイミングで、受けたい職業訓練があるかどうかをチェックしておきましょう。

開始できるタイミングと合致するか、がこのハックの勝負どころです。

給付期間を延長できる

一方こちらは、「会社都合退職」の方向けのハック。 当然ですが、給付期間にも限りがあります。 90日だったり180日だったり。

しかし、職業訓練を開始すると、訓練中は失業保険が給付されます。 訓練は3ヶ月〜6ヶ月くらいものが多い印象です。 選ぶ訓練によっては、それ以上の長い期間のものもあるため、その長期間にわたり、給付を受け続けることができます。

給付期間のギリギリで訓練開始を狙うのは危険

基本的に職業訓練を受けるには、訓練開始の日が、給付期間を数十日残していることが条件にあります。

この数十日というのは、各々の状況により変わりますので注意が必要です。

職業訓練に興味がなければ、再就職手当てだけでももらおう

早期就職手当というのがあります。 受給期間が多く残った状態で再就職すると、もらえるはずの 残給付額の60〜70%が支給される制度

僕のように、派遣で会社都合で首を切られた方に言いたい。 次の出向先を紹介してもらわずに、失業保険を受給しましょう。 すぐに次が見つかるような方こそ、この再就職手当を利用しない手はないでしょう。

会社都合退職は、もはや「ボーナスのようなもの」と捉えてはどうでしょうか。 給付制限なしで雇用保険が受給できますし、すぐに働くならば再就職手当だってもらえます。

ハローワークをはじめ、失業保険や職業訓練は意外と知らないことがたくさんあります。 調べてみると、もっともっと活用できることがたくさんありそうですよ。

何事も、まずは下調べが重要です。 「職業訓練」150%トコトン活用術という本に詳しく乗っているので、一読しておくのが良いです。

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ChaosBoy

テーマは「脱・思考停止」。
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